公民館講座 第3回「田原坂旧道探索」

植木公民館講座

第3回「田原坂旧道探索」

公民館講座第3回は令和2年11月29日(日)、田原坂公園内の研修及び田原坂旧道の探索を行いました。行程は次のとおりです。

1.展望台

木葉山の麓を通り熊本城へ救援に行く地形を眺めながら説明を行いました。

 

2.戦没者慰霊塔(田原坂公園)

両軍約14000名の御霊の安らかならんことを祈り、西南戦争80周年を記念し昭和32年に建てられました。

 

3.美少年像と大楠(田原坂公園)

大楠は西南戦争の生き証人として、若くして国の為に殉じた少年たちをいつまでも見守っています。

 

4.崇烈碑(田原坂公園)

明治13年、田原坂の激戦とその勝利の意義を政府の立場より刻み建立されました。

 

5.谷村計介戦死の碑

包囲された熊本城の状況連絡の為、谷村計介は密偵として途中幾度か捕まりながらも役目を終えましたが、3月4日に田原坂で戦死しました。戦前は修身の本にも載りました。

 

6.三の坂より旧道入り口

旧道に入り宮山方面へ行く途中、激しい銃撃戦の為、土手に抜かった銃弾が腐食して雪の様になっていたとの事です。今日ここで当時の弾を1発発見しました。出口には多数の弾痕のある五輪塔がありました。

 

7.田原熊野座神社(戻ってきた御神体)

宮山争奪戦において、政府軍の猛攻で火に包まれた神社の救いを求める神の声を聞いた薩軍の高崎能昌はご神体を救いだし屋敷神として祀っていましたが、田原の生田伊八が見つけ、ご神体は約50年振りに戻ることができました。